2023年1月2日

コロナ感染物語【後編】備えは大事

 前回の【前編】に続き、今回は自宅療養期間のお話です。(めちゃ長文です)

 ちなみに前編はこちら↓
 https://haresalon.blogspot.com/2023/01/blog-post.html


ここから過酷な8日間が始まるのですが、まだこの時は大変さをよくわかってませんでした。




陽性が確定してから、もらった資料をよく読むと、

私は65歳以下で、重症化リスクなし&入院しなくていい症状なので、保健所に届け出しないタイプの感染者です。

保健所からの直接的な電話連絡はなく、なにかあったらこちらから連絡。


そして自分で「陽性者登録センター」に登録することになってます。





資料に該当ページを参照するためのQRコードが載ってるんですが、コピーのコピーなのか印字がつぶれてしまって読み込めない😵

結局1日遅れで、健康状態を入力するためのURLと、私のIDを書いたショートメールが保健所から届きました。



URLをタッチすると、My HER-SYS(厚労省コロナ感染者等状況把握・管理システム)が開いて、新規登録後に自分の症状を記録していきます。






毎日、記録しろーっていうショートメールが来るんですが、同じ時間じゃないのはなんでだろう・・・。


毎日記録する内容と、履歴がこちら↓






そして、資料にあった


・自宅療養について

https://www.pref.kagawa.lg.jp/kansensyo/kansensyoujouhou/jitakuryouyou.html


・療養期間について

https://www.pref.kagawa.lg.jp/kansensyo/kansensyoujouhou/kansen/covid19ryouyou.html


・宿泊療養について

https://www.pref.kagawa.lg.jp/kansensyo/kansensyoujouhou/syukuhaku.html


を速攻熟読。


結構このとき熱があって、だるかったんですが、全く予習をしていなかったことを悔やみましたね。


家庭内感染で気を付けることも、猛ダッシュで情報収集。

YouTubeでたくさんの体験動画を観ました。

ものすごく助かりました😭😭😭


それらを参考に、私のしたこと。


・自分の部屋(2階)からトイレ(1階)以外は一切出ない。

・トイレに行くときは、父母がそれぞれの部屋にいるのを確認してから。

・トイレではマスク2重&手袋&除菌ウェットティッシュ使用。最後に全消毒してから出る。

・自分の部屋でもマスク、1日中換気。


→夜に発熱した日の朝から、万が一に備えてマスクを家でもしてたのもよかったかも。


・食事は手間のかからないもの(レトルトのお粥をチンなど)を母にお願いして階段下に置いてもらい、それを母がいなくなってから取りに。


→はじめのころは、それも怖くて、イオンネットスーパーに頼んだパンやカップ麺を袋ごと階段下に置いてもらって、それでしのいでました。


→熱は2日ぐらいで下がりましたが、その間はほぼ食欲がなかったので、3日目ぐらいからそんな食事をしていましたが、食べたあとの食器は戻さず、汚れをふいて私の部屋に保管。


・お風呂も5日我慢しましたが、防災用のからだふきシートや水のいらないシャンプーでしのいでました。

・歯磨きも防災用に買っていた歯磨きシートで。





せっかくなので、災害時予行演習のつもりでやってました。

まさかコロナ自宅療養で、防災の備蓄がこんなに役に立つとは思ってませんでした。


洗濯物もいっさい出さずに、いまだ私の部屋でてんこもり状態です💦


ここまでストイックに隔離生活をして、なんとか父母とも感染せずに今に至っています。

これほどしなくても、大丈夫だったのかもしれませんが、後悔したくないっていうのがあって、一切の接点を断ち切った8日間でした。


まだ10日間は感染リスクがあるとのことなので、もう2~3日はこの生活を続ける予定です。


本来なら、看病されてもイイ側なんですが(笑)、自分の出すウィルスに神経質にならざるを得ない状況に、滅入っていました。


今回の経験で思ったのは、可能なのであれば、家庭内感染を防ぐ一番の方法は、感染した方が宿泊療養するのがいいんじゃないかということです。

濃厚接触者の家族も感染する心配をせず過ごせるからというのもあります。


助かったのは、日頃から用意していた防災グッズや備蓄の水

500mlの水を20本ぐらい備蓄してたんですが、療養期間でほぼ飲み切りました。


なんせ、部屋から出られないので、あれこれ欲しいのをリクエストしたいところですが、接触が多くなると危険度も高くなるので、なるべく母の手を煩わせたくなかったですね。


そもそも、濃厚接触者の母も出かけられないため、イオンネットスーパーはほんとに助かりました。

https://shop.aeon.com/netsuper/01050000042690/


人にお願いするとあれこれ気を使いますが、気兼ねなく使えて、なおかつ配送料も安かったですね。

玄関先への置き配にも対応してくれるので、玄関先に置いたら電話を入れてくれてました。

抗原検査キットも、足りなくなりそうなアルコール消毒液なども追加で買うことができました。





あとは、スマホや携帯電話を持たない母とのやりとりに、Amazonのアレクサ搭載端末(Echo Show)が役に立ちました。





かえってスマホじゃないほうが良かったかもしれません。

「呼びかけ」機能があって、こちらから呼びかけすると、母の部屋の様子がカメラで映し出されるので、部屋にいるのかいないのかが確認できました。

私はスマホのアレクサアプリから呼びかけます。




抗原検査も、母に一度してもらったんですが、使い方を対面で説明できないため、YouTubeの解説動画のURLをメッセージで送って、それをタッチして見てもらいました。


あと少しの辛抱で、ようやく普段どおりの生活に戻れそうです。
ただ、いまだ鼻づまりと咳は継続中で、ちょっとした嗅覚・味覚障害を味わっています。
また、下痢も何度かあったので、下記のすべての症状が出たことになります。




感染した私も少しずつでも良くなっているのですが、これだけ精神的に滅入るわけですから、毎日これと向き合っている医療従事者の方々はどれだけ疲弊しているだろうと。

ニュースなどでわかっているつもりではいたものの、ちゃんと理解できてないことがたくさんあったこと、なってみて初めてわかりました。

感染して感じる罪悪感って、なんなんだろう。

今年の春にはインフルエンザと同じ5類になるとのニュースも。
ただやみくもに怖がってしまってるところもあると思います。
私たちのコロナに対するイメージは、5類になったからと言って変わるんでしょうか。


新しい変異株もまだまだ今後どうなるかもわからない・・・
早や3年😥 どんな形で収束すればいいのか悩ましいですね。


2023年1月1日

コロナ感染物語【前編】精神面も注意

新年、明けましておめでとうございます。

長い事、ブログ更新滞っていました、すみません。





で、久しぶりの更新もあまり明るい内容ではないのですが、

昨年末、新型コロナウィルスに感染しました。


現在、療養期間解除されたのですが、まぁまぁにいろいろと辛かったので、この経験がなにかのお役にたったら&自分の備忘録のため、と思い更新することにしました。

(とてつもなく長文です💦)


<発症まで>

昨年2022年のクリスマスイブ前日(12月23日)の朝目覚めたとき、喉がちょっと痛いことに気が付きました。

前日に、とある施設で、10名ぐらいの職員の方に防災のお話をさせていただいたので、いつものごとく、しゃべりすぎて声が枯れているのかと思っていました。

高齢の両親と一緒に住んでいるので、念のため、家の中でも朝からマスク着用。

(これが、のちのちよかった)


たまたまその日の朝は、車検のために車屋さんに車を預けに。

夕方には出来上がるとのことでした。

外に出向く仕事はもうなかったんですが、午後からオンラインレッスンが入っているため、次の日に取りに行く約束をしました。

まさかその後大変なことになると思ってなかったので・・・


すると、夜の9時ごろ悪寒がし、熱を測ってみると37度6分。。。

まさか、

まさか!


翌日の朝も熱は下がらず、慌てて知り合いに頼んで、抗原検査キットを買ってきてもらい試してみると・・・(淡い期待を抱いて)



Tのところにラインが入ると陽性なんですが、
これ、メチャクチャうっすらーーーとラインが入ってるように見えるんです😫

大阪の娘たちにLINEで画像を送って見てもらったんですが

ビミョウ~~~~!!」との答え。


こりゃいかん、もぞもぞしてる間に時間が経って、もし陽性なら関係各所に連絡するのが遅くなる!と思い、

即、発熱外来をやっているかかりつけ医へ連絡しました。


無情にも

「いまとても混んでいるので、すぐは無理かもしれません。ちょっと調整して折り返しご連絡します」とのお返事・・・。

うぐぐぐぐ、感染者が増えると、診察もままならないのか・・・。


※かかりつけ医がない、かかりつけ医ではすぐに見てもらえない場合の診療・検査医療機関情報はこちら↓

https://www.pref.kagawa.lg.jp/kansensyo/kansensyoujouhou/topics/whpkt6201102100630.html


待つこと30分、「12時半からなら滑り込みで受けてもらえますので来てください」とのこと、地味に嬉しい。

(その間に、車検の車を姉に取りに行ってもらう。なんで昨日行っとかなかったのか激後悔する。)


病院の裏口にテントが張られ、そこに検査待ちの車が3台。そして自転車の私は、テント内の椅子に座って先生が検査にくるまで体温を測ってました。

そのときすでに、37度8分。


しばらく待ったあと、鼻ぐりぐり検査

→20分後さらっと先生の「陽性です」とのお言葉。




看護師さんからピラっと陽性と記述されたレシートのような紙を一枚渡され、県からのコロナ感染者用の資料を数枚もらい、
「お隣の院外処方で必ず薬をもらってください。そこだと感染者対策をしてあるので」とのこと。

発熱外来対応をしている薬局はこんな感じ↓




外に臨時の個室があって、インターホンまである。
インターホンで薬剤師の方を呼び出して、ビニール越しに説明を聞き、お薬を頂いて帰りました。

くれたお薬は、解熱剤と鼻水と咳の一般的なお薬。
対処療法だから、それしか出しようがないんでしょうね・・・

毎日飲みましたが、効いてるのか効いてないのかわからない(笑)
現時点(発症から9日目)でも、鼻水と咳の症状は残ったままです。

渡された資料の中にあった「陽性だった方へ」という自宅療養のためのプリント。
7月22日から、このあたりの日数が見直されて、以前より短くなったみたいです。




これによると、症状が出た私は、その日を発症日として0日目とカウント。
そこから、7日目までが自宅療養期間で、8日目に療養解除。
計算すると、12月23日が発症日なので、12月31日に外出できるようになりそう。

あわてて、関係した仕事先に連絡や相談、濃厚接触者にあたりそうな人に連絡。

県のコロナ関連のHPによると、このオミクロン株の場合、濃厚接触者にあたるのは、












※濃厚接触者かもと悩んだときは↓こちらを参考に。



また一緒に住んでいる両親は濃厚接触者のため5日間の自宅待機。

84歳、高血圧・糖尿病だがワクチン5回接種済みの父
85歳、既往症なしだがワクチンは事情があって未接種の母

この母は年明け早々に眼科の検査入院を控えていた。
ギリギリいけるか?!と思ったが、病院に相談したところ結局延期・・・。
すまん、母上。

このあたりで、まぁまぁメンタルやられ始めます。

関係者に迷惑をかけてしまったこと。
自分のせいで、両親や濃厚接触者の方に不自由をさせること。
母の検査入院も待ちに待った感じだったのに、それが延びてしまったこと。
オミクロンでも結構しんどくて、軽症やないやないか!ということ。

そして最大に神経をすり減らしたのが、

高齢の両親(特に母)に感染させたらどうしようという不安。


どうもコロナってやつは家庭内感染を防ぐのが非常に難しいという話。

もらったプリントに、

療養が解除になっても、症状がある方は10日間、感染リスクがあります」と。

なんと、これからの10日間、家庭内感染との闘いが始まりました。


体しんどい&立て籠もり状態の上に、これに神経をすり減らしてさらにメンタルがやられました。

症状が軽い方や無症状の方がおられる反面、私以上に症状が出る方もたくさんいるので、個人差がとても大きい病気ですね。

でもこればっかりは、「なってみないとわからない」。


案外自分がナイーブなのに気が付きましたが、コロナ感染者には身体的だけじゃなく精神的にもケアが必要だなと感じました。

初期のころに感染した方はどれだけ精神的に辛かっただろう・・・と😭


長くなったので、前編はここまで。

後編、↓療養期間の様子(家庭内感染との闘い)へ続く・・・

https://haresalon.blogspot.com/2023/01/blog-post_2.html