2020年1月18日

Windowsが起動しない!パソコンのデータ救出の巻


パソコンやスマホのサポート

と一言で言っても、いろんなジャンルがあります。


私の仕事は

「初心者の方に向けて、使い方をレクチャーする」という、サポート業務のほんの一部分です。


が、近ごろは電気屋さんがするような

ハード面のサポートをちょこちょこと引き受ける場面が増えてきました。


今日はそんなサポートのお話です。



先日、昔からの知人で

現在うちの生徒さんになってくださってる方からこんなLINEが。



で、レッスンに来られた際にパソコンを見せていただきました。


電源を入れて、ひたすら待っていると・・・



ハードディスクの問題が検出されました。

データの損失を防ぐためにディスク上のファイルを直ちにバックアップしてから、コンピューターの製造元に連絡して、ディスクの修理または交換が必要かどうかを確認してください。」



とのメッセージが表示され、しばらくするとブルー画面になり、電源が切れる。


何度やってもその繰り返しで

Windowsが起動しない症状です。



ということで、ご本人いわく、


住所録のデータなど、

最低限のデータでいいから

救出することはできないの?

というお悩みです。




型番を調べたところ、2011年モデル・・・

ということは、すでに9年!使っています。


逆によく今まで持ちましたよ(笑)




よく見ると、画面を開けるツマミも割れてるし、DVDドライブの蓋?の部分も取れちゃってる(笑)



電気屋さんにも相談したらしいのですが、

修復作業となると、まあまあ悩みどころのお値段だったそうで。


本来、こういったハードの修理に近いものは、私の仕事の範疇ではありません。


専門家に任せた方がいいのですが、

「ダメもとでいいから」ということでお預かりしてやってみることに。


Windowsが起動しないときにする

儀式のようなことを一通りやりましたが、やはり症状は変わりません。


こうなったら、
ノートパソコンからハードディスクを取り出して、別のパソコンにつなぎ、データを取り出す最後の手段を試したい。


持ち主に許可をいただいて、

さっそく手術(笑)


ハードディスク自体が破損していて読み込めないこともあるため、

解体後に私のパソコンにつなぐまではドキドキです。


こちら、裏蓋を開けてハードディスクを取り出したところ。



そしてそれをドライブケースにはめ込みます。


私の持っているケースが透明なので、

リアルにハードディスクが見えててなんだかカッコイイ。




このケースにいれると、外付けハードディスクとしてパソコンに接続できます。




さっそく私のパソコンにつないでみると、ちゃんと読み込んでデータも無事です。


約3時間ぐらいかかって、約10GBの個人データを救出することができました。




よかった!よかった!


このハードディスク、

元のパソコンに戻してもいいんですが、

戻したところでWindowsが起動しませんから使い物にならないです。


このままケースに入れて、

フォーマット(初期化)すると

外付けハードディスクとして生まれ変わることはできるかもしれません。



古いパソコンの処分のときに困るのが、

このハードディスクに入ってるデータです。


データを削除しても安心できない方は、

こうやって古いパソコンからハードディスクだけ取り除いて、残りを破棄すればいいわけですね。


とりあえず、めでたしめでたし、でした。


私にとっても、いろいろと勉強になりました!



なお、今回は特別バージョンで、

通常こういう修理に近いことはお引き受けしておりません。


昔のよしみ&ダメ元(万が一、データが取れなかったり失敗しても許してくれる相手)だったので素人の私でもできましたが、

本来は専門のサポートに依頼してくださいね~。